赤穂民報

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高野の安定型産廃処分場 県が設置許可

2016年02月03日

 高野の千種川水系中ノ谷川沿いを予定地とする安定型産廃最終処分場について、兵庫県知事が施設設置を許可していたことが3日までにわかった。県は「専門家の意見を踏まえた上で、法律との適合性を審査し、許可を決定した」(環境整備課)と話している。
 許可は1月19日付け。8日後の27日付けで西播磨県民局長から赤穂市長へ連絡があり、今月1日に市長が家入時治議長へ報告。3日になって市議全員に知らされた。また、市は許可と同日付けで事業者と環境保全協定を締結した。
 許可証によると、事業者は南野中の総合建設業「リングユニオン」(坪田万導社長)で、廃棄物を埋め立てる面積は1959平方メートル、容量は約8915立方メートル。▽廃プラスチック類▽ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず▽がれき類(ここまで石綿含有産廃を含む)▽ゴムくず▽金属くず−の5種類を処理できる。
 予定地は市上水道の木津水源地取水口から上流約1・5キロにあり、環境影響を懸念する市民は少なくない。市が同社と結んだ協定は、許可外廃棄物の搬入や水質検査結果が管理目標値を超えるなどした場合の操業停止を定めているが罰則はない。明石元秀市長は先月14日の市議会で川本孝明議員の質問に対し、「(協定について)双方の理解が得られ、遵守できれば、市民の不安は払拭できると理解している」と答弁した。
 県が法律に基づいて昨年11月下旬から12月上旬にかけて専門家5人に行った意見聴取では、「安定型品目以外の付着混入がないように展開検査を徹底すること」「法律、協定どおりに水質検査を行うこと」を求める意見があったという。
 リングユニオンの坪田社長は赤穂民報の取材に、「建設に際しても従来通り法令を遵守して行う。着工、完成の時期は未定」と答えた。明石市長は「環境保全協定の着実な履行を求めるとともに、事業者への指導監督についても県と連携して取り組んでまいります」とコメントした。


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コメント

最低限、放射性物質の簡易測定器を、設置してもらいたいです。

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投稿:スカイ 2016年02月05日


なんでわざわざ市上水道の千種川沿いなのか。もっと西の山の中だったら飲み水も関係ないのに

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投稿:市民 2016年02月05日


産廃処分場○、太陽光X、関電燃料転換△
赤穂市よくわからん

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投稿:ぶんちゃん 2016年02月04日


仮に基準値を超える有害物質が流出したとしても、行政お得意の「ただちに健康被害が発生するおそれはない」で片付けられて終わり。

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投稿:処分場は作らせた時点で負け 2016年02月04日


何か問題があれば市が給水車を走らせて事業者に損害賠償を求めたらいいんでは。

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投稿:責任 2016年02月04日


坪田様の安定型産廃処分場が完成稼動したらこのページでお知らせくださいね。
即日飲み水はミネラルウォーターにいたします。

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投稿:でんでん 2016年02月04日


良い結果と思います。産業廃棄物等を不法投棄している業者もいる中で処分場ができるとそのような事も減るのでは?と。

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投稿:晴 2016年02月03日


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