2016年03月09日
半世紀を超える歴史に幕を下ろした赤穂高校の武道大会
昭和2年の開校時から男子全員に剣道を必修とした歴史を持つ海浜町の赤穂高校(大西正則校長)で9日、今年度で最後となる校内武道大会があり、生徒たちの熱戦で半世紀を超えた大会を締めくくった。
同校では剣道が全面的に廃止された戦後を経て、昭和28年に剣道必修を再開。その成果発表の場として38年から校内剣道大会を始めた。平成7年度からは柔道と女子のダンス発表会を加えた「武道大会」として継続してきたが、武道・ダンスが中学の必修科目となったことで高校での年間実施が困難になり、大会を終了することになった。
この日は体育館2階で剣道と柔道、1階でダンス発表会を行った。剣道は学級対抗の5人制団体戦で16チームが出場し、柔道大会は男子5階級、女子無差別の個人戦に計71人がエントリー。いずれも真剣勝負に火花を散らした。
同校によると、かつては優勝チームが職員チームと対戦するエキシビションマッチが行われたこともあり、大いに盛り上がったという。「本校の象徴的な行事だっただけに名残惜しい」と大西校長。「大会は幕を下ろすが、文武両道を校是とする校風は今後も受け継いでいきたい」と語った。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2016年3月12日(2177号)1面 (6,015,169byte)
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