2016年03月10日
笑顔でスピーチする琴奨菊関
大相撲三月場所で横綱昇進がかかる大関・琴奨菊関(32)が10日、惣門町の赤穂中央病院を慰問。じゃんけん大会でサイン色紙をプレゼントしたり、一人一人と握手するなどで集まった人たちを喜ばせた。
琴奨菊関は1月の初場所で日本人出身力士として10年ぶりとなる優勝を果たして人気が急上昇。同病院の古城資久理事長の友人が大関のトレーナーを務めている縁で慰問が実現した。
着物姿で現れた琴奨菊関は「苦しい時期、つらい時期にたくさんの方々に支えていただき、感謝しています」とあいさつ。「白星で恩返しします」と綱取りへ活躍を誓った。
質問タイムでは、「白鵬とどっちが強いですか」と子どもに聞かれて苦笑い。試合前に心掛けていることを問われると、「相撲をできることに感謝すること」と答え、実直な人柄がうかがえた。
会場となったホールに詰めかけた患者や来院者など約150人全員と握手。足のけがで入院リハビリ中の大学3回生、市川恒士さん(21)=塩屋=は「手が大きくて、厚みがあった。パワーをもらえました」と感激していた。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2016年3月12日(2177号)1面 (6,015,169byte)
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