2016年04月10日
桜が残る城下町を女人義士行列がパレードした春の義士祭
4月恒例の「春の義士祭」(赤穂大石神社主催)が10日にあり、討ち入り装束の女性47人による「女人義士行列」をメーンに総勢約250人がパレード。桜が残る城下町を華麗に彩った。
毎年12月に行われる「赤穂義士祭」の義士行列は出演者が男性に限られていることから、「女性にも参加できる機会を」と同神社が平成16年から女人義士行列を始めた。毎年定員を上回る応募があり、今回も募集開始早々に47人に達したという。
桜の花かんざしをつけた一行は2列の隊列を組み、一昨年に続いて大石内蔵助役を務めた西宮市の白井千敦(ちずる)さん(40)さんが打ち鳴らす陣太鼓の音に合わせて一歩ずつ足を進めた。コース途中で赤穂特産の塩が入った小袋を沿道の観客に振る舞った。
パレードには塩を城に献上する様子を再現した「御塩道中」、上仮屋獅子舞、創作踊り「赤穂でえしょん悦輝」なども参加。祭りの雰囲気を盛り上げた。
加古郡播磨町の会社員、難波智子さん(40)は中学3年の長女、仁杏(じゅあん)さん(14)と一緒に女人義士行列に参加。夫の陽一さん(47)も平成24年の義士祭で義士行列に出演するなど「家族全員が忠臣蔵の大ファン」で、「本懐を遂げた義士の気持ちを思い浮かべながら歩きました」と晴れやかだった。
[ イベント ]
掲載紙面(PDF):
2016年4月16日(2181号)3面 (10,359,763byte)
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