2016年04月20日
熊本地震の被災地で活動した緊急消防援助隊の一次隊=市消防本部提供
熊本地震の被災地へ派遣されていた赤穂市消防本部の緊急消防援助隊の一次隊が20日、任務を終えて帰還した。
一次隊5人は熊本県知事の要請を受けた消防庁長官の求めに応じ、兵庫県大隊の一員として今月16日午前に救急車と3トントラックで赤穂を出発した。17日未明に熊本入りし、震度7を記録した益城町での住民安否確認、部隊全体の進出拠点となった熊本県民運動総合公園で後方支援活動に従事。19日に二次隊と交替し、20日朝に帰穂した。
市消防本部は昨年11月、取り壊し中の民家を使った災害救助訓練を実施。今年2月には三木市の県広域防災センターで姫路市消防局などとの後方支援訓練を行った。
余震が相次ぐ中の任務を終えて帰還した一次隊リーダーの廣井紀吉・救助担当第1係長(42)は「訓練が役に立った。被災した人を助けたいという一心で活動した」と振り返り、「まだ行方不明者の捜索が続いているところもある。二次災害にも気をつけてほしい」と気遣った。
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2016年4月23日(2182号)1面 (10,729,577byte)
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