2016年05月14日
『クリスティーナとおおきなはこ』 ○作/パトリシア・リー・ゴーチ ○絵/ドリス・バーン ○訳/おびか ゆうこ ○偕成社
教科書に掲載される教材について考えたことがありますか?
私は教諭時代、小学校4年生以上の社会科教科書を調べたことがあります。驚いたことに、どの教科書にも、「赤穂」の二文字が見当たらず、情けないやら、腹が立つやらで、すごく感情が高ぶったことを覚えています。
『クリスティーナとおおきなはこ』は、長い間、アメリカの多くの教科書に掲載されてきました。
物語は、大きな段ボール箱に入れられた冷蔵庫がクリスティーナの家に届いたことから始まります。
大きな箱を地下室に持っていくか、ごみに出したいお母さん。クリスティーナは、いろんなアイデアを巡らせて、箱を遊びに使います。その時間はどんなに楽しかったことでしょう!
箱を巡るお母さんとのやりとりは、なんとも微笑ましく、アメリカの家庭教育の考え方が感じられました。日本に住む私たちの暮らしと比べてみて、みなさんはどんなことを感じるでしょうか。
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『クリスティーナとおおきなはこ』○作/パトリシア・リー・ゴーチ○絵/ドリス・バーン○訳/おびか ゆうこ○偕成社
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2016年5月14日(2184号)3面 (11,393,069byte)
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