2016年06月23日
避難所運営について学習成果を紹介した発表会
災害時の避難所運営について、子どもたちが考えた取り組みを紹介する発表会が22日に加里屋の赤穂小学校(西山由哲校長)であり、保護者や地域住民を招いて児童たちが熱心に説明した。
「快適で安心して過ごせる避難所づくり」をテーマに5年生児童72人が受付、救護、トイレなど12のテーマ別にグループ学習した成果を発表した。
体育館を会場に「プライバシー班」は古布やブルーシートで間仕切りした個室を設営。「かまど班」は硬くねじった新聞紙を燃料に炊きだしの火を確保した。「持ち出し袋班」は実際に持ち歩ける重量を考慮して非常袋の中身を提案した。
毛布と棒を組み合わせて簡易担架を作った大田博斗君(10)は「身近にあるものだけでも工夫すればいろいろ活用できるとわかった」。末永双葉さん(10)は「今までは『助けてもらう』ということしか考えてなかったけど、自分にもできることがあると思いました」と話した。
事前の学習会で児童たちを指導した「赤穂防災士の会」の金井貴子会長(56)=三樋町=は「思いやりの気持ちがあふれる発表で感心しました。気付いたことを子どもたちから家族や地域の人たちに広めてほしいです」と期待していた。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2016年6月25日(2190号)1面 (11,001,520byte)
コメント
ご近所のお子さんが、わざわざ案内のチラシをもって来て下さいましたので行かせていただきました。すばらしい発表姿に感心しました。ありがとうございました。
投稿:地域住民1 2016年06月23日
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