2016年07月26日
小学生を自社工場に招いて開催した化学実験ショー
小学生を対象にした「子ども化学実験ショー」が26日、加里屋のDSL.ジャパン赤穂工場であり、同社製品を使った実験で子どもたちの興味を集めた。
同社はビールの濾過助剤や歯磨き粉などに使われる化学物質「シリカ」の製造大手。「子どもたちに理科に関心を持ってもらおう」と平成18年から小学校への出張実験を行っている。
この日は、「できるだけたくさんの児童が参加できるように」と初めて同社工場を会場とし、午前と午後で計約90人が来社した。水を弾いたり、汚れを落としたりするシリカの特性を活かし、シリカの粉をまぶした指を水槽に入れても指が濡れないことやアルミ板にマジックで書いた文字を消すなど約1時間で4種類の実験を体験した。
弟2人と参加した上仮屋南の小学6年、川畑颯士(そうし)君(12)は「シリカはとても不思議で、どうやって作るのか知りたいと思った」。白衣姿でショーの進行役を務めた製造部社員の齊藤雅史さん(39)=加里屋=は「きょうの体験がサイエンスに興味を持つきっかけになればうれしい」と笑顔で子どもたちを見送った。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2016年9月3日(2198号)4面 (12,900,066byte)
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