2016年08月12日
神戸−香川間の帆走訓練で坂越に寄港した神戸大学端艇部
全長9メートルの帆付き手漕ぎボートで神戸−香川間の往復帆走訓練に挑戦している神戸大学男子端艇(たんてい)部が11日、坂越に寄港。地元住民が温かく出迎えた。
端艇は「カッター」と呼ばれ、救命艇などに使われる。帆走訓練は航海技術の向上などを目的に50年以上前に始まった同部の伝統行事。今年は神戸の深江港と香川県の女木島を往復する約300キロメートルを10日間で走破する航海に今月9日から挑んでいる。
11日は姫路の妻鹿港から坂越までの約30キロメートル。OB2人を加えた18人が乗り込み、約5時間で到着した。順風で、ほとんどの行程でオールを漕がずに進むことができたといい、予定よりも約3時間早かった。
昨年は悪天候のため航路を短縮して訓練を終えたという。巡航長を務める主将の時田拳也さん(21)=海事科学部3回生=は「自然の厳しさの中、生きていることを実感できるのが魅力。みんなの力を一つに合わせて最後までやり遂げたい」と気持ちを引き締め、次の目的地の牛窓へ向けて出航した。
13日に女木島へ到着し、18日に深江にゴールする予定。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2016年8月13日(2196号)3面 (13,013,403byte)
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