2016年08月13日
日本祭りの運営を手伝ってくれた空手道場の人たちと隊員
7月10日に任地で「日本祭り」を行いました。私たちが「日本」という国から来たこと、その国がどんな場所であるか、どんな文化が根付いているのか、知ってもらいたかったからです。同任地の隊員と一緒に企画し、セネガル各地の隊員も手伝ってくれました。
このイベントを思いついたきっかけは、「空手は日本の文化だろう。もっと知ってもらいたいんだ」という地域の空手道場の先生からの一言でした。セネガルという日本から遠く離れた地でも私たちの文化に深く興味を持ってくださり、実践してくださる方がいる。そんな人を助けたいと思いました。準備を手伝ってもらう代わりに、お金が集まったら渡す約束をして一緒に計画することにしました。
当日は剣玉、お箸つかみ体験、福笑い、紙風船、習字などのアクティビティに加え、小学生による「ドレミの歌」の日本語合唱、空手の演武、日本に関するクイズ、ソーラン節を踊るステージも用意しました。コロッケとポン菓子も配り、日本の味も少し体験してもらいました。
心残りなのは、来場者数が少なかったこと。チラシを貼ったり口コミで広げたりとしましたが、イベントが終わってからお祭りのことを知った方もいました。また別の機会があればもっと来場者数を増やせる工夫をしたいと思います。
こちらでの活動も残り2カ月を切りました。私たち日本人ボランティアの足跡を少しでも残したいです。
[ チコのセネガル通信 ]
掲載紙面(PDF):
2016年8月13日(2196号)3面 (13,013,403byte)
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