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有年考古館で「発掘された上水道」展

2016年09月02日

  • 有年考古館で開催中の特別展「発掘された上水道」。一部の展示物は実際に触れることができる

    有年考古館で開催中の特別展「発掘された上水道」。一部の展示物は実際に触れることができる

 「日本三大水道」の一つに数えられる旧赤穂上水道の完成400年を記念した特別展「発掘された上水道」が有年楢原の赤穂市立有年考古館で開かれている。三大水道の遺物をはじめ約90点を展示。まちの発展を支えた旧上水道の意義を紹介している。
 井戸水に海水が混じった赤穂では生活用水を確保するため元和2年(1616)に上水道が整備された。城だけでなく城下町に各戸給水するシステムは当時としては画期的で、江戸・神田、広島・福山とともに「日本三大水道」と呼ばれている。
 赤穂城下町跡で出土した「瓦樋」、赤穂城跡で見つかった備前焼製の土樋(江戸前期)などを年代順に展示。時代によって移り変わった素材や製法の違いを見ることができる。当時の給水の仕組みを解説したパネルもあり、興味深い。
 入館無料。9月26日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。Tel49・3488


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2016年9月3日(2198号)4面 (12,900,066byte)


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