2016年09月17日
「スズムシのきれいな音色を聴きに来て」と呼び掛ける子どもたち
赤穂小学校(西山由哲校長)の3年生児童が環境学習の一環でスズムシを飼育。涼しげな鳴き声を市民にも楽しんでもらおうと、学校のそばを流れる加里屋川のビオトープに9月21日(水)に放虫する。
相生市山手のスズムシ研究家、小原幸雄さんから譲り受けた幼虫を児童の代表15人が夏休み中に自宅で飼育。小原さんからの「土にかびが生えないように気を付けて」というアドバイスを守り、合計約180匹を育てた。
3年生89人は1学期の授業で加里屋川の歴史を学習。自然再生のシンボルとしてホタルの生息を復活させようと地域住民たちが取り組んでいることを知った。「自分たちも何かしたい」と思っていたところへ小原さんから幼虫の提供があった。
スズムシは現在教室で「リーン、リーン」と清らかな音色を響かせている。和田怜和さん(8)は「とってもきれいで、心が癒される」。34匹を育てた衣笠斗貴君(8)は「自然いっぱいの加里屋川になってほしい」と願った。担任の清水綾子教諭は「季節ごとの川の変化に子どもたちが関心を持つきっかけになれば」と学習効果を期待している。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2016年9月17日(2200号)1面 (10,256,224byte)
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