2016年10月29日
移住希望者への貸し出しが始まった「お試し暮らし住宅」
赤穂市は、移住希望者に一戸建て住宅を1日1000円で貸し出す「お試し暮らし住宅」のサービスをこのほど開始した。
最大2週間まで利用でき、市は「実際に生活を体験していただくことで、『住むのにちょうどよいまち』であることを実感してもらえれば」と話している。
海浜町で空き家になっていた木造平屋建て3LDK(平成4年築)を市が買い取ってリフォーム。キッチン、エアコン、畳を新調し、玄関スロープを設置した。テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電のほか布団、食器、台所用品も備え付け、先月28日にオープンした。
最初の利用者は大阪府富田林市の男性(63)。自宅と別に生活拠点を持つ「二地域居住」の候補地として「赤穂、相生、備前あたり」で物件を探しており、今年3月に大阪であった定住者向け説明会で赤穂市がお試し暮らし住宅を計画していることを知り、利用を申し込んだという。
17日まで4泊した男性は「自分がここに住んだらどういう生活になるのかイメージすることができた」と振り返り、「老後をのんびり過ごすにはぴったり。引き続き候補地として考えたい」と話した。
市によると、貸し出し制度についての問い合わせは5件ほどあったといい、「一人でもたくさんの方に赤穂での暮らしを体験してもらえるよう、PRに努めたい」と話している。問い合わせはTel43・6867(企画広報課)。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2016年10月29日(2204号)1面 (9,559,213byte)
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