2016年12月03日
住宅を訪問して「瓦がずれている」などと持ちかけて強引に屋根に上がり、修理代金を請求するケースが赤穂市内で頻発。実際に代金を支払った人もあり、赤穂市消費生活センターは「おかしいと思ったら契約せず、まずは相談してほしい」と呼び掛けている。
業者の訪問を受けた女性の話では、作業服姿の男が突然自宅に訪れ、「瓦が浮いている。このままにしておくと雨漏りする」などと修理を勧めてきた。女性は断ったが、「1万円で修理するから」としつこく勧誘を続けられたという。
業者は3人組で、そのうちの一人が屋根へ。「特に道具も持たず、屋根の上をうろうろ歩いているだけのように見えた」(女性)といい、10分ほどで降りてきた。男は「シーリング材を入れた」と口頭で説明し、女性は領収証と引き替えに1万円を支払った。
女性宅を後にした業者は、すぐに隣の家を訪問し、同じように営業活動を行っていたという。その業者はこの日、近所を軒並み回っていたことがわかった。
赤穂民報が業者の名刺に書かれている姫路市内の住所へ行ってみると、そこは集合住宅の一室で会社の看板はおろか表札もかかっていなかった。呼び鈴を押してみたが、応答はなかった。
業者が営業所など以外の場所(例えば消費者の自宅など)で契約して行った工事は「訪問販売」に該当し、工事の内容や施工金額などを明記した書面(法定書面)を消費者に交付することが法律で義務付けられている。今回の業者は名刺と領収証しか女性に渡していなかった。
訪問販売の場合、「契約日」ではなく「法定書面を受け取った日」から8日以内であればクーリング・オフができる。同センターでは、「クーリング・オフ期間を過ぎていても、契約の取り消しが可能な場合もあるので、あきらめずに相談してください」と話している。同センターは赤穂市役所1階でTel43・7067(市民対話課内)。
屋根瓦の工事をめぐるトラブルは以前から全国的に多発。瓦がずれた別の家の写真をあらかじめ用意しておいて、「お宅の屋根はこうなってますよ」と嘘をついて契約させる詐欺業者もあるという。赤穂警察署は「もし、不審なことがあれば、すぐに警察に通報して」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2016年12月3日(2209号)3面 (11,023,506byte)
コメント
やっぱり詐欺だったんだ…
確か10月くらいだったかな… うちには2人組の男が来ました 。
今年の7月に瓦の葺き替えをしたばかりだったのに 、「 今 、ここの近所の家で修理をしてたら見えたんですが御宅の瓦が落ちかけて危ないですよ」と声を掛けられました 。
修理しましょうか?と言われたので 、どこの業者さんか尋ねると地元の○○瓦工業の下請け業者だと言われました 。
なので 、7月に○○瓦工業さんに頼んで瓦の葺き替えをしたことを伝えると慌てた様子で帰っていきました 。
夏の暑い中 、丁寧に一生懸命仕事をして頂いたのに 、名前を出された地元の業者さんが気の毒です 。
その様な悪徳業者を早く捕まえて下さい 。
投稿:驚きました 。 2016年12月03日
騙されました。暑い夏の7月でした。ピンポーンのチャイムで人の良さそぉな30代くらいのメンズ。隣の屋根瓦の修理で来てますと。そしたら我が家も擦れてるよと。そんな大家ねで上がる事は無いし。二人組が今、我が家の屋根瓦を擦れてしまってるから、今、上がってビデオ撮影したから見て下さい。と。隣で工事してへんかったから、その時撮影したんやけどと。見せて貰ってしっかり信じてしまいました。料金はお隣さんは5万円やけど、我が家は3万円でいぃよ✨と。その金額はお隣さんには黙っててとまでも。今回わたしの実家も被害に有って。金額は1万円だと。年金生活の高齢者やのに。ひどいです。お隣さんは11万円でとにかく、何もかも信じてしまいましたわたしが,情け無いですけれど。暑いからと思い冷たいウォーター3本、渡したのに。これ以上被害増やさないで下さい。あぁ💧
投稿:6人のバーバン 2016年12月03日
なぜ公開しない?
投稿:業者名 2016年12月03日
だまされて工事をしてしまった人の家の名前を使って、実績があるかのようにみせかけて信用させます。アンテナの支えが緩んでいます。と持ちかけて屋根に登るのが常套手段ですので、お気を付け下さい。屋根に登らせると隣近所の屋根まで写真に撮り、被害が拡大していきます。被害を広げない為にも屋根に登らせないようにお断り下さい。(実際、お隣が屋根の屋根に登った人からあることないこと言われ不安をあおります。屋根屋に確認してもらっても何の問題も無かったです。)
投稿:頻発どころじゃないです。 2016年12月03日
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