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幻想的に義士鎮魂の竹あかり

2016年12月12日

  • 市民ボランティアが部材を加工して制作した竹あかり

    市民ボランティアが部材を加工して制作した竹あかり

 赤穂義士祭の前夜祭「鎮魂のイルミネーション」を翌日に控え、加里屋の花岳寺で12日夜、「竹あかり」の試験点灯があり、幻想的な光景が境内に現れた。
 大小さまざまな穴を表面に開けた長さ約2・8メートルの竹筒48本を境内に並べ立て、筒の内側に入れたLED電球を点灯。全国各地でライトアップイベントを手掛ける竹あかり演出家、池田親生さんの監修で市民ボランティアが竹を加工した。
 この日は作業途中で日没となり、設営は13日に持ち越しとなった。13日には、竹筒約40本を高さ約6・4メートルに組み立てて「大石名残の松」をイメージした光のオブジェも完成する予定だ。
 池田さんは竹筒の本数に赤穂義士四十七士への鎮魂の思いを込めたという。「残りの一本は見に来られた方の分。義士への思いをみんなで共有できる空間になれば」と話している。
 花岳寺の竹あかり点灯は13日の一日限りで午後5時〜8時。雨天でも点灯する。門前広場では甘酒と大石内蔵助が好んだと伝えられているニラ雑炊が振る舞われる。


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