2016年12月21日
新たに導入したマッスルスーツを試着する職員
重いものを持ち上げるときなどの腰にかかる負担を軽減するマッスルスーツを東有年の特別養護老人ホーム「千種の苑」(中西幸平施設長)がこのほど導入。実用へ向けて職員が使用方法を研修している。
電力は使わず、空気圧を活用して最大約25キロの補助が可能になるモデル。赤穂市の補助を受けて2着購入した。関係者の話では、赤穂市内の介護現場では初めての導入という。
介護の現場では、車椅子に移乗する利用者を抱えたり、おむつ交換で前屈みになったり、腰に負担がかかる場面が数多く、職員の腰痛予防が課題となっている。
試着した介護士の東末和美さん(52)は「前屈みになったときに、後ろから誰かが引っ張ってくれているような感じで腰が楽」と感想。慣れれば10秒ほどで装着できるようになるといい、中西施設長は「スムーズに着脱できるように訓練して、年明けには実用したい。より良い職場環境とサービス提供につながれば」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2016年12月23日(2212号)3面 (11,037,555byte)
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