2016年12月23日
実践的に行われた山岳救助訓練
登山者遭難を想定した山岳救出救助訓練が22日、坂越の宝珠山であり、赤穂市消防本部と兵庫県消防防災航空隊が合同で情報伝達と救助活動を訓練した。
「ハイキング中の30代男性が登山道から滑落し、足の骨を折っている」との想定で市消防本部22人、航空隊6人が参加。実践的な訓練とするため、隊員に細かな遭難場所を明かさずに実施した。
隊員らは二手に分かれて別々のルートで入山。要救助者の携帯電話から出る電波で確認した位置情報を元に捜索し、急斜面でうずくまっていた男性を発見。安全な場所まで担架などを使って移動させ、空中で待機する航空隊の救助ヘリに吊り上げて収容した。
市消防本部では救助で使用する資機材の選択や取り扱いなどを検証する検討部会を平成27年度に発足。救助技術の向上を図っているという。
救助小隊長として現場指揮した廣井紀吉・救助担当第1係長(43)は「各部隊と指揮本部でスムーズに情報伝達できた。より安全に救助するための現場での判断力を磨くことが今後の課題」と総括した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2017年1月1日・第2部(2214号)4面 (12,418,503byte)
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投稿:訓練 2016年12月24日
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