2017年01月01日
『わたしのおいわいのとき』 ○文/バード・ベイラー ○絵/ピーター・パーナル ○訳/田嶋さき子 ○偕成社
アメリカ南西部の砂漠地帯に育った著者は多くの人々から「さびしくないか」と問われ、こう答えます。
きびしい大自然のなかで多くの自然のできごとに出会い、自分をみつめなおすことが出来たと。
私たちのくらしは「開拓」という名のもとに自然を破壊し、その結果、何度も大災害に見舞われました。それでも、まだ開拓の槌音はやみません。
自然のありのままの姿に心を動かすことの少なくなった今日、「暑い」「寒い」「雨が…」「風が…」と言わず、それらを自然のあるがままの姿として体感できるような心がほしいものです。
そうすることではじめて自然の恵みに感謝できるのではないでしょうか。
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『わたしのおいわいのとき』○文/バード・ベイラー○絵/ピーター・パーナル○訳/田嶋さき子○偕成社
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。自宅車庫に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設し、4000冊を超える絵本を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。有年原434。Tel49・2089。
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2017年1月1日・第1部(2213号)4面 (9,334,963byte)
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