2017年01月01日
百名山と100名城の踏破を目指している小賀紀明さん
◆小賀紀明さん(77)=加里屋=
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「日本百名山」と「日本100名城」のダブル踏破を目指しています。百名山を全部登った人、100名城を全部巡った人はおられるけれど、両方ともというのは珍しいのではないかと思っています。
もともと旅行好きで、平成18年に100名城が制定されてから意識して訪ねるようになりました。登山で行った山の近くに城があったら立ち寄って。山登りは学生のときにちょっとやって、定年退職後に再開しました。でも、百名山の全山登頂を意識したのは4、5年前のことです。
それまでは毎年夏に1つか2つ、富士山や北岳など有名な山に登ってたけど、「もう少し連続で登れるかも」と思うようになって。平成23年の夏に北アルプスのあたりの8座を10日ほどで登ることに挑戦したんです。そしたら、計画通り登れてね。このとき、「百名山行けるんちゃうか」思いました。それからは、ある程度日程をとって、同じ方面にある百名山を登ってます。
自分のペースで登りたいので山には一人で行きます。目的地までは車は使わず、電車やバス。時刻表や地図を見ながら計画を立てるのが、また楽しい。でも、バスが廃線になっていたり、ダイヤが変わっていたりして大弱りしたこともあります。
去年は4月に九州の九重山、8月に北アルプス立山と剱岳、中央アルプスの空木岳に登りました。これで登った百名山は87座になりました。あと13座ですけど、残ってるのは南アルプスの聖岳や光岳、東北の飯豊連峰とか難度の高い山ばかりなので、これからが大変。100名城は仙台城(宮城)、久保田城(秋田)、川越城(埼玉)の残り3つです。まあ、山も城も逃げませんから、あせらずにいこうと。
いつも思うのは、こうして元気でいられることのありがたさです。毎朝、雄鷹山に登っているおかげです。雄鷹山は季節ごとに花が咲いて、野鳥が鳴いて、山頂からの眺めもすばらしい。百名山にも引けをとらない良い山です。これからも雄鷹山で体力を維持して、“老春”を謳歌しようと思います。
[ 私のこだわり ]
掲載紙面(PDF):
2017年1月1日・第1部(2213号)4面 (9,334,963byte)
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