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繊細な色調美 手描き友禅展

2017年01月09日

  • 久保和子さんの作品が並ぶ手描き友禅染め展

    久保和子さんの作品が並ぶ手描き友禅染め展

 花や風物などを繊細に彩った手描き友禅染めの個展が坂越のギャラリー喫茶「高瀬舟」で9日から始まった。
 木津の手描き友禅講師、久保和子さん(72)が牡丹の額絵や十二支の掛け軸など16点を出品。細やかな筆遣いと美しい色合いが見どころの展示となっている。
 30代半ばから友禅染めを始めた久保さん。市民会館や自宅などで教室を開き、これまでに描いた作品は数千点に上るという。個展は赤穂市内では初めて。
 作品に使用する染料は、すべて赤、青、黄、黒の4色を基に調合。一つの花びらでも少しずつ色調を変えて描くことで奥行きが生まれるという。
 「子どもの頭をなでるように」筆を動かすという久保さん。「たくさんの方に見ていただけたら、作品も喜ぶと思います」と話している。
 2月2日(木)まで午前10時〜午後4時。金、土、日曜は休み。Tel48・7122


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2017年1月14日(2215号)4面 (13,262,155byte)


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