2017年01月26日
文化財防火デーに行われた消防訓練
「文化財防火デー」の26日、市指定有形文化財の山門を有する加里屋の大蓮寺で消防訓練があり、火災に備えた消火手順を確認した。
庫裏の台所から出火した炎が強風で延焼している、との想定で消防署員約20人、車両11台が参加。寺周辺の路地は道幅が狭く、消防車が入れないため、消火栓にホースをつないで放水した。
同寺の近隣にある「赤穂あけぼの幼稚園」は避難訓練を同時に実施。職員の誘導で園児約80人が園舎横の駐車場へ避難した。寒川素子園長は「一人も泣くことなく、落ち着いて避難して、みんなえらかったです」と子どもたちをほめていた。
「文化財防火デー」は昭和24年1月26日、当時現存した木造建造物で世界最古だった法隆寺金堂が炎上したのを受け、同30年に制定。赤穂市消防本部は毎年この日に合わせて文化財の消防訓練と査察を行っている。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2017年1月28日(2217号)4面 (13,349,874byte)
コメント
日常の訓練を公開すると、いつも合同訓練をと言われますね。
平日で消防団や地域住民は日常の生活を営んでおり、
その間に、消防職員は専門技術の向上、研鑽に励む。
投稿:段階を踏んで 2017年01月27日
消防団や地域住民も、交えた訓練にすればいいのに。貴重な文化財、無くなると大変ですから。みんなで守り後世に残して行きましょう。
投稿:お疲れ様でした。 2017年01月26日
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