2017年02月18日
「ひょうご観光ボランティア発表会」のグランドチャンピオン大会で知事賞に輝いた鍋谷晴紀さん
今年で10回目を迎えた「ひょうご観光ボランティア発表会」の歴代優勝者を集めたグランドチャンピオン大会がこのほど神戸市中央区の県民会館であり、播州赤穂観光ガイド協会の鍋谷晴紀さん(67)=加里屋=が最優秀賞の知事賞に輝いた。
発表会は観光ガイドの育成と交流などを目的に公益社団法人ひょうごツーリズム協会が平成19年度から開催している。今回は過去の優勝者を集めた記念大会で8人が出場。地元の名所や旧跡の写真をスクリーンに映して持ち時間10分の観光案内を行い、大学教授や旅行会社など6人の審査員が「印象」「話し方」「内容」など4項目で採点した。
鍋谷さんは花岳寺の義士墓所と赤穂大石神社の四十七士石像を案内しながら、墓石に彫られた文字の意味や義士のプロフィールなどを紹介。随所にユーモアを交えた巧みな話術で引き込み、最高得点をマークした。
「もともと歴史好きだった」という鍋谷さんは小学教諭を退職後、「自分の趣味を活かせ、歩くから健康にも良い」と観光ボランティアに登録。これまでに案内した観光客は約600組に及ぶという。
「ガイドはどれだけたくさん話の引き出しを持っているかが大事」と鍋谷さん。観光ガイド協会の会長として、会員同士で集まる研修交流会を月2回開いてレベルアップを図っているといい、「赤穂の観光ガイドのレベルは大都市にも負けません。これからも自信を持って観光客を迎えたい」と胸を張った。
掲載紙面(PDF):
2017年2月18日(2220号)1面 (8,380,536byte)
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