2017年03月27日
認知症のお年寄りが来店した場合を想定して行われた模擬訓練
道に迷った認知症高齢者が来店した場合を想定した模擬訓練が赤穂市内の商店街でこのほどあり、「赤穂市高齢者見守りネット」に加盟している事業所が対応を確認した。
2年前に市が立ち上げた同ネットは新聞販売店やコンビニなど49事業所75店舗と協定。お年寄りが行方不明になるなどの場合には市がメールやファクスで情報提供し、各事業所は発見に協力する仕組みとなっている。
この日の訓練には駅前通り商店街と花岳寺通商店街の金融機関や手芸店、薬局など9事業所が参加した。地区の老人クラブ会員が「徘徊役」となり、「帰り道がわからなくなった」などと言って各事業所を訪問した。
店員らは、そのお年寄りを知っている人がいないか近隣の人に尋ねたり、住宅地図を見せて一緒に自宅を探したり。性別やおおよその年齢、服装などを確認し、あらかじめ通報先に指定されている市役所の担当課に電話した人もあった。
市は「対応が難しい場合もあると思う。困ったときは自分だけで解決しようとせず、市役所に連絡してほしい」(社会福祉課)と話した。
[ 社会 ]
関連サイト:
掲載紙面(PDF):
2017年4月1日(2226号)4面 (12,464,295byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。