2017年04月13日
「ええやん赤穂」のミュージックビデオの撮影の様子=赤穂市提供
播州出身ロックバンドが赤穂の魅力を歌う応援ソング「ええやん赤穂」のミュージックビデオ(MV)がネットに公開され、ノリのいい曲と映像が話題になっている。
明石元秀市長も「ポップで覚えやすいメロディーで親しみやすい」と歓迎。「赤穂市公認MV」に位置付け、視聴できる動画サイトのURLを市ホームページで紹介している。
応援ソングを作ったのは平成13年に姫路で結成した4人組バンド「スマイルレンジャー」。NHKの番組テーマ曲やプロ野球チーム・楽天の公式応援歌に採用されるなど東京を拠点に活動している。昨年には「姫路に恩返ししたい」とご当地ソング「ええやん姫路」を発表。昨年12月の赤穂義士祭のイベントステージに出演した縁で「ええやん赤穂」を制作した。
曲は明るく軽快なメロディーに乗せて「ええやん 赤穂ええやん」の繰り返しで始まり、「世界に誇る赤穂の塩」「ねぎコロ焼きはめちゃうまい」などとPR。赤穂の三大イベント(かきまつり、市民の夕べ、義士祭)や観光名所(赤穂城、海浜公園など)を歌詞に盛り込み、赤穂温泉を「若返りの効果があるよ ミシュランにも載ってるで」と紹介。「おまはん でえしょんね」と赤穂弁も織り交ぜた。
義士祭当日にCDを無料配布したところ、「聴いて元気が出た」「赤穂愛にあふれている」などと好評だったため、MVを制作することに。メンバー4人が今年2月と3月に計3日間赤穂入りして撮影した。討ち入り装束で大石内蔵助に扮したり、「陣たくん」も登場したりするなど、にぎやかで楽しい約4分間の映像にまとめた。
リーダーの藤本将広さん(34)=たつの市出身=は「赤穂は義士や塩以外にも魅力がたくさんあるなぁと実感しました」と映像制作を振り返り、ベースの加藤晃人さん(34)=太子町出身=は「赤穂を知らなかった人が観光に訪れるきっかけや、住んでいる人たちが自分のまちの良さに改めて気付くことにつながればうれしい」と話している。
MVは「スマイルレンジャー ええやん赤穂」で検索できる。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2017年5月27日(2232号)1面 (9,872,264byte)
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