2017年04月29日
展示作品の一つ「父さんの背中」
記憶の中にあるふるさとの情景を手作り人形で再現した「〜懐かしの昭和の風景〜渡部美智子創作人形展」(赤穂民報社など後援)が5月3日(水・祝)から坂越の旧坂越浦会所で開催される。表情豊かな作品の数々が郷愁と家族愛を呼び起こす。
たつの市龍野町堂本の人形作家、渡部美智子さん(64)は27歳のころから粘土と布を材料にした人形制作を趣味で始めた。農民人形作家、渡辺うめさんの作品に心を打たれ、高知の農村で生まれ育った自身の原体験を作品づくりの主題に。顔のしわや指の節も再現された人形は今にも動き出しそうなほど精巧だ。
今展では、両親をモチーフにした「仲良し夫婦」、2015年の神戸市美術展で市長賞に輝いた「父さんの背中」、最新作「おじいちゃん、あのね」など15点を展示する。渡部さんは「どれも気持ちを込めた人形たちです。一人でも多くの方に共感してもらえれば」と話している。
入場無料。5月29日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館。Tel48・7755。
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