2017年05月08日
千種川河川敷に自生していたアツミゲシ=武村正恒さん撮影
麻薬の原料にもなることから法律で栽培が禁止されているケシ科植物のアツミゲシが赤穂市内の千種川河川敷でこのほど見つかり、兵庫県赤穂健康福祉事務所が8日抜去した。同事務所は「同じような花を見かけたら、通報してほしい」と呼び掛けている。
第一発見者の市民からの情報提供を受けて赤穂民報が現地へ行ってみると、花びらの色はピンクと紫の中間色で、草丈は60〜70センチほど。数株を確認できた。植えてもよいヒナゲシに似ているが、同事務所によると、葉の縁に不規則なギザギザがある特徴などからアツミゲシだという。
本紙の通報で同事務所が河川管理者と協議した上で除去した。花弁をつけていないものを含めて約300株あったといい、いずれも種子が水や風などで運ばれて自生したとみられる。
「気付かず放置していたら、さらに増えて抜去に苦労するところだったので助かった」と同事務所。「このような花を見かけたら持ち帰ったりせず連絡して」と話している。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2017年5月13日(2230号)4面 (11,841,385byte)
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