2017年06月16日
サウンドテーブルテニスの県視覚障害者大会で上位独占した=左から=葛島さん、目木さん、三谷さん)
サウンドテーブルテニス(STT)の第56回兵庫県視覚障害者大会(2日、県立障害者スポーツ交流館)で尾崎の目木伸幸さん(53)が男子1部(全盲の部)で初優勝。2位に塩屋の三谷勝彦さん(44)、3位にさつき町の葛島昌平さん(42)が入賞し、赤穂勢が表彰台を独占した。
ピンポン球を台上で転がしてラケットで打ち合う競技。ボールの中には金属粒が入っており、転がるときの音を聞き分けてコースやスピードを推測する。
男子1部には34選手が出場した。目木さんは勝ち上がるにつれて調子を上げ、決勝では3年ぶりの優勝を狙った三谷さんに2−0で勝利。6度目の出場でうれしい初優勝を果たした。準決勝で目木さんに敗れた葛島さんが3位決定戦に勝ち、3人揃って表彰状を受け取った。
赤穂勢は平成26年の同大会でも3位までを独占。その前年にSTT専用の卓球台が赤穂地区体育館に2台導入され、従来からあった市総合福祉会館の2台と合わせて練習日を毎週確保できるようになったことが大きいという。市外から練習に参加する選手もあり、目木さんらも「練習量を増やせたことがレベルアップにつながっていると思う」と話す。
毎月第3土曜日の午後1時半〜4時に赤穂地区体育館で開いているSTT交流会には健常者も参加可。アイマスクをつければ同じ条件でプレーできる。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2017年6月17日(2235号)1面 (11,615,729byte)
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