2008年10月22日
早乙女がかまで刈り取った抜穂祭
五穀豊穣に感謝する「抜穂祭」が19日、加里屋西沖の大石神社神田で行われ、菅笠、着物姿の早乙女が稲を刈り取った。
かつては「お田植祭」とともに季節の風物詩として行われた日本古来の伝統行事。「稲作文化とコメのありがたさを伝えよう」と平成16年に同神社(飯尾義明宮司)が70数年ぶりに復活させた。
今年6月の「お田植祭」と同じく、関西福祉大の女子学生10人が扮する早乙女が黄金色に染まった田へ。お囃子が流れる中、立派に育った「ヒノヒカリ」を古式ゆかしく収穫した。
早乙女に並んで体験した相生市の小野珠久ちゃん(3)はお父さんに手を添えられて稲刈り。「もっとやりたい」とはしゃいでいた。
収穫したコメは神前に供えられ、市内の老人ホームに贈られる。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2008年10月25日(1818号)4面 (9,846,956byte)
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