2008年10月25日
校庭から見える山々は初雪で冠雪
村の暖房は、ペチカで熱した湯が家中に巡らせたパイプを通って部屋を温めるというしくみです。日中は常に石炭や牛糞で火を焚きますが、夜中はそれができないので、電気で動かします。
前々回お伝えしたように、今年は夜間に停電するため、寝る前に大量の石炭をペチカに放り込まなければなりません。石炭の値段が高騰する中、ステイ先の家族も頭を痛めています。
日本人の友達は、マイナス20度対応の寝袋をインターネットで購入しました。私はハッキンカイロを2つ、実家から送ってもらっているところです。
学校の暖房機具も影響を受けるので、2週間の冬休みが一カ月半に延びるという話です。キルギスでの活動期間が残り9カ月と迫った私にとっては、この休暇延長はかなりの痛手です。
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▽伊藤寛子さん=赤穂西中学校出身の25歳。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として平成21年6月まで中央アジア・キルギス共和国に2年間の単身赴任中。「ジュジュ」(キルギス語でひよこ)は現地でのニックネーム。
[ 寛子のキルギス日記 ]
掲載紙面(PDF):
2008年10月25日(1818号)4面 (9,846,956byte)
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