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故障乗り越え全中「感謝込めて走る」

2017年08月11日

  • 男子100メートルで全国大会に出場する圓尾優斗君

    男子100メートルで全国大会に出場する圓尾優斗君

 8月19日から熊本市で行われる陸上の全国中学総体に赤穂東3年の圓尾優斗君(15)が男子100メートルで初出場する。度重なる故障を乗り越えての出場で「自分の力を出し切りたい」と気持ちを高めている。
 「大きなストライドで爆発力のある走り」(竹原史也顧問)が持ち味。7月の県総体で自己記録を100分の5秒縮める11秒19で走り、全国大会の参加標準記録(11秒20)をついに破った。
 今季は4月のリレーカーニバルで右股関節を痛め、思い通りの練習ができない日々が続いた。他の部員がトラック練習する中、黙々とダンベル運動。走れないもどかしさはあったが、「上半身を鍛えたおかげでスタートが鋭くなった」と前向きにとらえる。
 全国総体が中学での最後のレースとなる。「家族や支えてくれた人への感謝を込めて、最後の夏を締めくくる走りをしたい」との思いを胸にスタートラインに立つ。


スポーツ ]

掲載紙面(PDF):

2017年8月12日(2242号)4面 (10,283,825byte)


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