2017年08月20日
改修工事中の枝条架を観察した見学会
全国的に希少な流下式製塩施設がある御崎の赤穂海浜公園「塩の国」で20日、枝条架リニューアル工事見学会があり、15組34人が参加した。
塩の国はもともと同公園が塩田だったことにちなんで揚浜式、入浜式、流下式の塩田を復元した施設。オープンから30年が経ち、流下式製塩で使用する枝条架(全長約38メートル、幅約7メートル、高さ約6メートル)の改修に昨年度から取り組んでいる。
見学会はリニューアル工事を施工している兵庫県光都土木事務所が主催した。見学者たちは、普段は一般の立ち入りが禁じられている整備点検用の階段を上がり、約1万本の竹枝で5層の棚状に組み立てた枝条架を上部から見学。上からかけた海水が枝をしたたり落ちる間に日光と風で水分を蒸発させる仕組みを間近で観察した。
両親と参加した神戸市須磨区の小学3年、西川喜子さん(8)は「塩を海の水から作ることが出来るのにびっくりした。夏休みの社会科研究にまとめたいです」と興味をもっていた。
同事務所によると、リニューアル工事は9月末までに完了する予定という。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2017年9月2日(2244号)4面 (16,703,268byte)
コメント
西川喜子の父親です。家族共々、貴重な体験をさせて頂き、大変感謝をしております。土木事務所の職員の方々、ボランティアの方々皆様に御礼申し上げたいと思います。
投稿:西川宣文 2017年08月21日
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