赤穂民報

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一流の技でものづくりの喜びを伝承

2008年10月23日

  • 真剣な表情でものづくりを体験した生徒たち

    真剣な表情でものづくりを体験した生徒たち

  • 造園教室で体験する生徒たち。出来上がった竹垣は実際に花壇に設置した

    造園教室で体験する生徒たち。出来上がった竹垣は実際に花壇に設置した

 県内の一流職人たちが長年培った技能の一端を若い世代に伝授する「ひょうごの匠キャラバン隊」が23日、赤穂西中学校(高本登校長)を訪問。ものづくりの喜びを生徒らに伝えた。
 「ひょうごの匠」は青少年への技能伝承と後継者育成を目的に、県知事から認定を受けた優秀技能者。希望のあった中学校へ県技能士会連合会が「キャラバン隊」を派遣しており、この日は石工、和裁、調理など10職種38人の“匠”が来校。1年生約130人が希望の職種に分かれて大理石への彫字、巾着製作、巻き寿司作りなどを体験した。
 左官教室では壁塗りに挑戦。壁に見立てた畳1枚分のパネルにモルタルを塗りつけた。
 技能士からコテの使い方について手ほどきを受けた上村龍樹君(13)は「職人のみなさんは、僕が失敗したところをすぐに直してくれた」と熟練の技に感心しきりだった。
 石工教室を指導した石谷光司さん(78)はその道50年以上の大ベテラン。「いくら機械化が進んでも、ものづくりの原点は手作業。若い人たちには一つのことに打ち込むことのすばらしさを知ってほしい」と話していた。


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掲載紙面(PDF):

2008年12月6日(1825号)2面 (5,069,585byte)


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