2017年08月21日
体操の全国中学校選手権で種目別2冠、個人総合4位になり、大田俊也校長から祝福される有政佑真君
体操の第48回全国中学校選手権大会は21日、北九州市立総合体育館で最終日が行われ、有年3年の有政佑真君(15)が男子種目別のゆかと跳馬で1位となり、4種目合計で競う個人総合は77・912点で4位に入賞。有政君は「自分なりの演技ができた」と笑顔を見せた。
県総体、近畿総体を制し、全国大会でも上位が期待された有政君。競技1日目の規定演技は「大きなミスをしないように」と慎重な演技で個人総合6位につけた。最終日の自由演技は最初のゆかで9・800をマーク。あん馬で足先が台に接触して得点が伸びなかったが、「すぐに気持ちを切り替えた」という跳馬で完璧な着地を決めて9・950。最後の鉄棒も大技の伸身ムーンサルトで締めくくった。
学校には体操部がないため、小1から通っている姫路市白浜町のレックス体操クラブでトレーニング。昨春からロサンゼルス五輪男子団体銅メダリストの平田倫敏(のりとし)さん(59)がコーチにつき、技の正確さが格段に向上した。平田コーチは「筋力が強く、バネがある。順調に育てば日本代表を目指せる素材です」と今後の成長に期待する。
市教委によると、赤穂市内の中学生が全国中学総体で1位になったのは「まとめた資料はないが、男女の全競技を通じておそらく初めて」という。大田俊也・有年中校長は「これまでの努力が実を結んだ」と快挙を称えた。有政君は「地域のみなさんの応援があったから頑張れた」と感謝し、「高校ではインターハイ優勝を目指したい」と新たな目標を掲げた。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2017年8月26日(2243号)1面 (12,989,584byte)
コメント
中学校体操生活、有終の美。おめでとうございます。すばらしい。
4種目中2冠!自由演技のみで見れば、総合3位。
赤穂では、これだけの逸材は、前にも後にも不世出だと思う。
今日の体操競技は、1960年代頃より「体操日本」の礎が築かれ、前回東京オリンピックから見ると技術が遙か進歩している。有政君の快挙は、本人の身体能力+環境(器械、スタッフ、練習場など)そして、何より家族の理解があってのことだと思う。兵庫の高校に進学するのであれば、兵庫の高校男子体操界は、今後3年間、有政時代間違いなしでしょう。けがだけしないように細心の注意を。陰ながら応援しています。ガンバ!
投稿:ジムナスガンバ 2017年08月26日
素晴らしいの一言、おめでとうございます。赤穂の星です。東京オリンピックに向けて更に技を磨いて下さい。
投稿:ナイス忠臣蔵 2017年08月21日
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