2017年08月22日
地域住民が見守る中、橋の狭さを確認した交通検証
土地区画整理事業に伴う都市計画道路「野中浜市線」の拡幅が進む南野中地区で、幅員が狭い野中橋の交通危険性について認識しようと、地域住民が現場検証をこのほど行った。
野中浜市線は野中・砂子土地区画整理地内を通って野中橋へと続く延長約1・2キロ。来年3月末の完成を目指し、片側1車線の車道の両側に幅員4メートルの歩道が整備されつつある。野中橋は現整備計画に含まれておらず、南野中自治会は昨年6月と今年1月、橋の拡幅と歩道設置を求める要望書を市へ提出した。
検証は自治会の呼び掛けで住民約70人が参加した。歩行者や自転車が橋を渡っているときにトラック2台がすれ違う場面を実際に車両を使って再現し、車との距離を確かめた。
野中浜市線は通学路で、自治会によると児童・生徒約60人が登下校するという。中1と小3の子どもを育てる黒田有香さんは「道路が開通すれば交通量が増えて車のスピードも上がると思う。今まで以上に気を付けるように子どもたちに伝えたい」と話した。
自治会長の中野衛さんは「実際に目で見て危険性をわかってもらえたのでは。事故が起こってからでは遅いので、交通安全の呼び掛けと市への要望を継続していく」と語った。
野中橋の歩道整備について、市は来年度にも予備設計を行う予定。橋の架け替え、歩道橋の増設または新設といった選択肢を視野に入れながら工法を協議する。また、野中橋の整備が行われるまでの暫定的な対策も検討中といい、「歩行者の安全確保を図りたい」(建設課)と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2017年8月26日(2243号)3面 (12,989,584byte)
コメント
橋が狭いのは、ここだけではありません。
旧赤穂大橋(尾崎)も、あれだけ多くの交通量がありながら、車が気を付けているからこそ(お年寄りの自転車がこの上なくマイペースで自分勝手で危険!!!!)、未だに大きな事故は起きていないのだと思います。
道路の拡張工事は、長期間ストップしているようですが、この先いつ完成するのでしょうか?
そして、いつ大きな事故が起こってもおかしくない旧赤穂大橋はどうするのか、そちらもはっきりさせてほしいです。
投稿:h 2017年08月23日
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。