2017年09月16日
『ピアノ調律師』 ○作・絵/M・B・ゴフスタイン ○訳/末盛千枝子 ○現代企画室
おじいちゃんは有名なピアノ調律師です。
おじいちゃんは、ピアノの調律のためにコンサート会場へ出掛けます。そのときには必ず孫娘を連れていきます。
おじいちゃんは孫娘に仕事の内容を話すことは一度もありませんが、孫娘は調律されたピアノの音から「最高に美しい音楽」そのものを学びます。
絵本はすごくシンプルに、
人生とは……。
仕事とは……。
家族とは……。
そして
幸せとは……。を正面から語りかけています。
絵本というより、短編小説のおもむきがある作品です。だからこそ、子どもたちや若い人に語りかける素晴らしい絵本になっています。
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『ピアノ調律師』○作・絵/M・B・ゴフスタイン○訳/末盛千枝子○現代企画室
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2017年9月16日(2246号)3面 (13,011,458byte)
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