2017年10月12日
一枚の和紙から折られた連鶴と作者の三木豊さん
一枚の紙に切れ込みを入れて複数連なる鶴を折る「連鶴」の作品展が坂越の旧坂越浦会所で開かれている。寛政年間に出版された『秘傳千羽鶴折形』に掲載されている全49種類の連鶴を一堂に展示。手間をかけてつくられた多彩な作品が来場者の目を引いている。
大小の鶴がくちばしを合わせた「拾餌」、5羽が扇のように展開する「芙蓉」、8羽が輪になった「八橋」など。いずれも折り紙を趣味とする相生市旭の三木豊さん(84)が制作。1番から49番まで番号順につくり進め、すべてを折り上げるまで2年間かけた労作だ。
圧巻は100羽近くが網のように連なる「百鶴」。三木さんは「平面から立体が出来上がる折り紙のおもしろさを感じてもらえれば」と話している。
10月25日(水)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。無料。Tel48・7755。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2017年10月14日(2249号)3面 (13,725,790byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。