2017年10月14日
認知症啓発キャンペーン「RUN伴2017inあこう」の実行委員会のみなさん
認知症について理解を深めてもらおうと、患者と支援者らが全国各地でタスキをリレーするキャンペーン「RUN伴(ランとも)」が10月21日(土)、赤穂市内で行われる。
ランナーたちは認知症支援運動のシンボルカラーであるオレンジ色のTシャツを着て走る。ゴール地点の赤穂城跡では多彩な啓発イベントを開催し、隅櫓をオレンジ色にライトアップ。実行委員会は「ランナーを見かけたら応援してください」と呼び掛けている。
RUN伴はNPO法人「認知症フレンドシップクラブ」の企画で平成23年に始まり、認知症啓発をテーマにした日本最大級のキャンペーン。7回目となる今年は7月から11月にかけて35都道府県で展開されている。
午後1時に坂越のデイサービスセンター「いきしま」をスタート。加里屋方面へ向かう東ルートと塩屋方面を回る西ルートでタスキをつなぎ、4時45分にJR播州赤穂駅前で合流。全員で駅前通り、お城通りを南下し、5時15分に赤穂城本丸門にゴールする予定だ。
当日は武家屋敷公園で午後2時から啓発イベント。認知症について正しく学べるクイズラリーやサポーター養成講座を実施するほか、認知症予防に効果があるとされるアロマペンダントづくりなど多彩なブースが並ぶ。
赤穂でゴールイベントが行われるのは3年連続。今年は過去最多の20の団体や企業が協力し、スケールアップした。実行委員長の鍛治実さん(40)=老健あこう作業療法士、相生市那波西本町=は「地域のみなさんとともに準備することができた。認知症について関心をもってもらえるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2017年10月14日(2249号)1面 (13,725,790byte)
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