2017年10月31日
日展で4年連続4度目の入選となった清水まみさん
「改組新第4回日本美術展覧会」(公益社団法人日展主催)の審査結果発表がこのほどあり、書の部門で塩屋の清水まみさん(61)が4年連続4度目の入選。応募総数8457点のうち入選は1028点の狭き門だった。
正岡子規の短歌「宮島の紅葉が谷は秋闌けてもみぢ踏み分け鹿の来る見ゆ」を題材にした調和体。持ち味の大胆な筆遣いはそのままに線質と余白のバランスが美しい作品に仕上げた。
今年出品した作品はすべて子規の句歌集から選んでいるという。「歌に詠まれた情景が胸にすっと入ってくる」といい、入選作も自然と筆に気持ちが乗った。
「このごろは書にじっくり向き合える幸せを強く感じるようになりました」と清水さん。「これからも謙虚な気持ちで頑張っていきたいと思います」と話している。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2017年11月3日(2252号)3面 (17,880,036byte)
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