2017年11月10日
作者それぞれの書風が味わえる名僧墨跡展
尾崎の私設美術館、たでのはな美術館で収蔵品展「兵庫県ゆかり名僧墨跡」が開催中。「清風明月」「直心是道場」など自然礼賛や処世訓にも通じる言葉などを題材にした味わい深い作品が並んでいる。
同美術館の移転再開5周年企画として館主の佐野正幸さん(77)が収集した掛け軸や色紙30点を展示している。
姫路生まれで独特の書風で知られる東大寺長老の清水公照(1911-99)、京都・天龍寺240世住持で多くのすぐれた弟子を育てた浜坂町(現新温泉町)出身の関精拙(1877-1945)、晩年に西宮・海清寺住職を務めた中原南天棒(1839-1925)など6人の墨跡。龍門寺(姫路市網干区)の河野太通住職(87)、赤穂出身の小林太玄・大徳寺黄梅院住職(79)といった播磨ゆかりの人物の作品もあり、佐野館主は「人柄がにじむような独特の書を鑑賞してもらえれば」と話している。
11月26日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。ウエスト神姫「明神木」バス停すぐ。Tel090・3496・4282。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2017年11月11日(2253号)3面 (16,729,531byte)
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