2017年12月10日
解体中の市営住宅を地震で倒壊した建物に見立てて実施した災害救助訓練
老朽化で解体撤去中の市営住宅を地震で倒壊した建物に見立てた災害救助訓練が10日、北野中であり、赤穂市消防本部の15人が参加。実際の災害現場に近い状況下で救助技術を訓練した。
訓練は取り壊し工事中の木造平屋建て2戸を使って行われた。地震により倒壊または出火した民家に住人が取り残されている−との想定で、一戸は建物を引き倒し、もう一戸は屋内にスモークを充満させた状態で訓練した。
隊員らは2つの小隊にわかれて救助活動を開始。二次被害に留意しながら要救助者に見立てた人形の位置を探し出し、救助の妨げとなる壁や木材をチェーンソーで切り開いて救出した。
市消防が解体中の市営住宅を活用した訓練を初めて実施したのは2年前で今回3回目。「実際の災害現場で、いち早く救助できるように今後も救助技術向上に努めたい」と語った。
[ 社会 ]
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