2018年01月02日
「ぜひ味わって」と笑顔の丸尾友明さん(右)と石野剛史さん
イチゴ農家と洋菓子店がコラボした季節限定スイーツの販売が今季も始まり、フレッシュな香りと滑らかな食感が人気を集めている。
惣門町の「パティスリーノア」で販売している「まるおファームのイチゴプリン」。
中広でイチゴをハウス栽培する丸尾友明さん(38)が旬を迎えたイチゴを提供。パティシエの石野剛史さん(35)が商品化した。
イチゴ農園を開業して3シーズン目となる丸尾さん。今季は従来よりも株の間隔を広げ、より粒が大きく、糖度の高い果実を育てることができたという。石野さんは毎日朝摘みの完熟イチゴを仕入れ、砂糖で浅く煮てから牛乳、生クリーム、卵黄を加え、ほどよい火加減に調整したオーブンでじっくりと焼き上げる。「イチゴのフレッシュ感を味わってほしい」(石野さん)と中身の3分の1を果肉が占める。
昨年11月には地元のすぐれた加工食品を表彰する「西播磨フードセレクション」(西播磨県民局主催)の食味部門で特別賞を受賞した。「一生懸命育てたイチゴを素敵なプリンにしてもらって生産者としてもうれしい」と丸尾さん。石野さんは「地元に農家があるからこそ作ることのできる商品。ぜひ口にしてほしい」と話している。
1個350円でイチゴの収穫が続く5月ごろまで販売する。新年は2日から営業。Tel43・2031。イチゴについての問い合わせは丸尾さん(Tel090・7119・5229)まで。
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2018年1月1日・第1部(2260号)4面 (11,491,017byte)
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