2018年02月20日
酸とアルカリによる化学塗り絵を楽しんだ特別授業
児童の理科への興味を高めようと、専門家を招いて実験する「サイエンス・トライやる特別授業」が19日、有年原の原小学校(山野寛校長)であり、紫キャベツの色素が酸とアルカリで変色する原理を使った化学塗り絵を楽しんだ。
科学原理を応用した体験型出前授業を行っているボランティアグループ「くらりか関西」が講師3人を派遣。3年生から6年生の児童約25人が受講した。
メスシリンダーやスポイドなどの器具を使ってクエン酸と重曹、みょうばん、漂白剤の水溶液をそれぞれ調製。紫キャベツの色素水に垂らすと、色素のアントシアンと水溶液の酸やアルカリが化学反応を起こして赤や緑に色が変わることを確かめた。児童らは、あらかじめ色素水を含ませた塗り絵用紙に綿棒で水溶液を塗りつけ、ロケットや猫などをカラフルに描いた。
「野菜が絵の具になって不思議」と子どもたち。講師の長井史夫さん(69)=神戸市灘区=は「きょうの実験で使った材料は家庭でも手に入るものばかり。理科を身近に感じてもらえたのでは」と話した。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2018年2月24日(2268号)4面 (10,556,430byte)
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