2018年03月26日
「オヤジロッカー2018」で演奏する赤穂ビートルズ
赤穂ビートルズのメンバー
社会人バンドのコンテスト「オヤジロッカー2018」の決勝大会(4日、群馬県桐生市)に赤穂市在住の4人組バンド「赤穂ビートルズ」が出場した。
スポットライトに照らされたステージで約500人の観客を前に熱演。入賞はならなかったが、メンバーらは「スターの気分が味わえた」と晴れ舞台を満喫した。
平均年齢25歳以上のバンドを対象に地元FM局などが主催する公募コンテストで今回で19回目。関東を中心に約50組がDVD審査に応募し、赤穂ビートルズは初めてのエントリーでファイナリスト8組の一つに選ばれた。
赤穂ビートルズは高校時代の音楽仲間を中心に平成19年結成。メンバーは▽富田茂さん(66)=加里屋中洲▽寺村峰男さん(64)=尾崎▽舟元正好さん(64)=加里屋新町▽寺村久美子さん(58)=尾崎。寺村さん夫妻が備前市三石で運営するスタジオで月1回の定例ライブを行うなどバンド活動を楽しんでいる。今回のコンテストには、結婚して桐生市に住む寺村さんの長女夫婦が応募。4人とも仕事が多忙な中、「またとない機会」と万障繰り合わせて出場した。
主催者によると、決勝に残った8組全体の平均年齢は43歳で、赤穂ビートルズは今大会の最高齢バンド。ビートルズの「ヘルプ!」とワイルドワンズの「青空のある限り」の2曲を演奏し、曲間に「世界遺産・姫路城の西へ40キロ、忠臣蔵のまち・赤穂から来ました!」と話すと、会場から一際大きな拍手と声援が上がった。演奏後のインタビューでは特産のカキをアピールするなど赤穂のPRにも一役買った。
キーボード担当の寺村久美子さんは「音響も照明もとってもすばらしく、客席の雰囲気も最高。本当に出させてもらって良かった」と感激。「できることなら、もう1回あの舞台に立ちたいね」と4人で話しているという。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2018年3月31日(2272号)3面 (13,077,582byte)
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