2018年05月03日
ベンチプレス世界マスターズで通算5個目の金メダルを世界新で獲得した古城資久さん
仰向けの姿勢でバーベルを持ち上げる重さを競うベンチプレス競技の世界マスターズ選手権(4月22〜28日、南アフリカ共和国)で、若草町の医療法人役員、古城資久さん(59)が男子60歳代120キロ級で245・5キロの世界新記録を樹立。同大会で通算5度目となる金メダルに輝いた。
290・0キロの自己ベストを持つ古城さんは1回目の試技から年代・体重別の世界記録を0・5キロ上回る重さをクリア。さらに全体重別階級の年代別世界記録更新を目指して265・5キロに挑んだ。成功したかに見えたが、押し上げたバーベルの位置がわずかにずれ、惜しくも快挙を逃した。
古城さんがベンチプレス競技に本格的に取り組むようになったのは48歳から。他のスポーツで半月板を痛め、膝への負担が少ないスポーツを選んだ。理論的なトレーニングで記録を伸ばし、国内外の大会で活躍。マスターズの国際大会で通算11度の優勝を飾り、世界記録を2度塗り替えた。
「子どものころは球技や体操は苦手で、小学校の体育の成績はいつもよくなかった」という古城さん。「そんな自分が国際大会で優勝できて、もう十分に楽しませてもらいました」と今大会を最後に選手を引退するという。
今後は数年前から任されている兵庫県パワーリフティング協会の会長として競技の普及振興に力を注ぐつもりで、「どこまで重いものを持ち上げることができるのか、自分自身あるいは人類の限界に挑戦できるのが、この競技。その魅力を伝えていきたい」と語った。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2018年5月12日(2277号)1面 (11,357,483byte)
コメント
60近くまで続けるのは凄いこと!お疲れ様でした!
投稿:おたふくごりら七壱五零 2018年05月06日
コメントが、削除されてしまうのですか
凄い事ですよね
文武両道を貫いていますから
投稿:何故 2018年05月06日
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