2018年05月30日
「住民の意向を反映した対応を」と遠山寛町長に要望する「上郡産廃問題対策協議会」のメンバー
西有年と上郡町梨ヶ原にまたがる山林で計画がある産業廃棄物最終処分場建設について、「計画反対」の署名活動を行っている「上郡産廃問題対策協議会」が29日に上郡町役場を訪れ、署名数が7648筆に上ったことを遠山寛町長と山本守一議長に報告した。
同協議会は「計画反対」を請願した同町内の自治会組織6団体と住民グループ「梨ヶ原・赤穂(西有年)産廃に反対する会」で昨年11月発足。今年3月中旬から署名活動を行い、28日集計で町民6627筆、同町出身者た1021筆が集まった。同協議会によると、「まだ集計していない地区があり、最終的な署名数はさらに増える」という。
会員ら13人で町庁舎を訪問した塚本義勝会長は同計画について「水質や大気汚染、災害に結びつく危険をはらんでいる」と指摘。「県から意見を求められたら、住民の意向を反映した署名簿に対応した回答を」と要望した。
署名は6月末に集計し、県庁へ持参する予定。署名提出への同行を協議会から求められた遠山町長は面談後の赤穂民報の取材に「署名は重く受け止めている。住民の声をそのまま県へ伝える」とした上で、「公務優先ではあるが、日程の都合がつけば、(署名提出に同行する)可能性はゼロではない」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2018年6月2日(2280号)3面 (11,449,579byte)
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