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日本画家・室井澄さん「渾身の一作」寄贈

2018年06月22日

  • 渾身の一作「霊峰大山」を赤穂市へ寄贈した室井澄さん

    渾身の一作「霊峰大山」を赤穂市へ寄贈した室井澄さん

 新田の日本画家、室井澄=本名・仁三=さん(98)が22日、赤穂市役所を表敬訪問。新作「霊峰大山」を同市へ寄贈した。
 17歳で絵画の道に入り、80年を超える画歴がある室井さん。大山は最も好むモチーフで、描いた作品の数は100点を優に上回る。3年前には鳥取県大山町から感謝状を贈られた。
 寄贈作品は早暁の大山を描いた40号。峰の白雪が神々しく、紫がかった朝霧が作品全体を高貴な雰囲気に包んでいる。室井さんが構想を温め、8年がかりで描き上げた渾身の一作という。
 室井さんは昨年8月にも市役所を表敬訪問し、明石元秀市長に寄贈を約束。その後に体調を崩して入院したにもかかわらず作品を完成させたという。この日は車椅子から立って記念撮影に応じ、明石市長と元気に握手を交わした。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2018年6月30日(2283号)1面 (8,925,467byte)


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