2018年08月31日
楽しく手話を教わった親子手話教室
手話に興味を持つ人を増やそうと、親子手話講座が4日、中広の赤穂市総合福祉会館であり、「大笑い福祉使」を名乗る交遊亭楽笑さん(63)=高槻市=が日常生活で使う手話をユーモアあふれる話術でレクチャーした。
手話の普及啓発を目的に市社会福祉協議会が主催。18人が受講した。「おはよう」「いただきます」「おやすみなさい」などあいさつを手始めに手指の動かし方や成り立ちをわかりやすく解説した。
「うどん」と「そば」、「自転車」と「バイク」など似ているけれど表し方が異なる手話も紹介。表情豊かに大阪弁で気さくに話しかける楽笑さんのトークに子どもたちの笑いが絶えない講座となった。
32歳のときに聴覚障害者の同僚と出会ったのをきっかけに手話を覚えたという楽笑さん。「聴覚に障害がある人と手話で話すことが一番の上達につながる」といい、「手は口ほどにものを言う。いろんな人との出会いの中で手話で交流を深めてください」と呼び掛けた。
親子3人で参加した尾崎の小学1年、苅田和奏さん(7)は「手話は楽しい。『お茶をください』の手話を覚えたので、家でも使ってみる」と笑顔で話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2018年9月1日(2291号)4面 (9,207,979byte)
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