2018年10月18日
初出場のアジアベンチプレス選手権で金メダルとベストリフターに輝いた信原英之さん。胸囲は115センチで着られる既製服が少ないのが悩み
仰向けの状態で持ち上げるバーベル重量を競うベンチプレスのアジア選手権が先月24日までドバイであり、加里屋のスポーツジム「パワーハウス赤穂」から出場した信原英之さん(65)=岡山市北区=がマスターズIII(60〜69歳)男子83キロ級で初優勝。全階級を通じた最優秀選手に贈られるベストリフターにも輝いた。
信原さんは健康づくりのため50歳から始めた水泳の合間にベンチプレスで筋力を鍛えるように。1年後に力試しで出場した岡山市内大会で100キロを挙げた。56歳のとき125キロで年代別全国大会で初優勝。その後もトレーニングをすればするほど記録を伸ばし、年代別全国大会はさらに2度制した。
国際大会の出場は今回が初めてだったが、信原さんの実力は抜きん出ており、第1試技で135キロを成功した時点で早くも優勝が決定。自己ベストに並ぶ150キロは失敗したが、142・5キロで他を圧倒した。
「年をとっても練習次第で記録が伸びるところがおもしろい」と競技の魅力を語る信原さん。次の目標を「世界選手権出場と70歳を過ぎるまで競技を続けること」と話して豪快に笑った。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2018年10月20日(2297号)4面 (6,472,966byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。