2018年10月17日
被災した農家でサツマイモの出荷作業を手伝った生徒たち=赤穂高校提供
2年前の地震被災でいまだに2万4000人を超える人が応急仮設住宅での生活を余儀なくされている熊本県で先月下旬、赤穂高校(山田潔校長)の定時制と全日制の生徒有志が復興支援ボランティア活動を実施した。
活動は先月27日から30日まで3泊4日の日程で行われ、定時制28人、全日制の音楽部12人が引率教諭らとともに参加した。西原村の農家でサツマイモの出荷作業を手伝い、熊本市内の仮設住宅2カ所で住民と交流。熊本城周辺のライトアップイベント「みずあかり」に飾る竹とうろうの制作にも参加した。
仮設住宅での交流会では音楽部が熊本民謡を合唱。赤穂特産の塩をカラフルに色づけして小瓶に詰めたマスコットをプレゼントした。「おじいちゃんが喜んでくれたのがうれしかった」と定時制2年の中本実亜さん(17)。同級生の松尾拓波さん(17)は「被災を過去に出来ている人は少ないはずなのに、みんな明るく接してくれて逆に元気をもらった」と活動を振り返った。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2018年10月20日(2297号)4面 (6,472,966byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。