2018年10月18日
坂越沖で始まったカキの水揚げ作業
坂越沖で冬の味覚、カキの水揚げが18日から始まった。夏場の酷暑や台風の影響が心配されたが生育状況は良好で豊漁が期待できそうだという。
市漁協によると、今季は15業者が計154台の養殖いかだを展開。主に広島から仕入れた種ガキを春から育ててきた。台風を避けるために一旦湾内にいかだを引き上げ、再び沖出し。ほとんど被害なく乗り切った。
初日は夜明け前の午前5時半から上田水産の上田武司社長(51)と従業員の木元圭太さん(34)が第六森丸で出漁。カキが鈴なりになった養殖ロープを船のクレーンで吊り上げて水揚げした。
海面には気温と海水温の温度差が大きいときに発生する水蒸気が白くたなびき、「これを見たら、カキのシーズンが始まったと感じる」と上田さん。今月24日までにはすべての業者が出漁する予定で、水揚げは来春まで続く。
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2018年10月20日(2297号)3面 (6,472,966byte)
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